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黄金分割の家

黄金分割で形状と色彩を決めた家の記録
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コルビジェのモジュロールを考える。

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直感で黄金分割で絵や構造物の計画を行えば調和のとれたものができると思った。本でコルビジェのモジュロールを知った。モジュールと黄金分割を組み合わせた造語とのことだった。ただ、なぜ身長が分割の基準なのか納得が行かなかった。絵で、人物の頭のてっぺんの位置をキャンバスの黄金分割位置にして描いて見たが、バランスが良いとは思われなかった。後で気付いたことだが、人物画の場合は目の位置で名画を分析すると、全身像でも半身像でも黄金分割の位置になっている。
僕の意見だが、建築において黄金分割の基準と身長とは無関係である。モジュロールで設計したこの黄金分割の家は身長が150cmしかない日本人の女性や子供に使いづらいことはない。僕の分析では6フィートの1829mmを採用することでフィートのアメリカの市場を意識したのではないかと思う。机の高さは70cmが普通に使われているので、この数字がモジュロールにないと都合が悪い。その意味で6フィートは都合が良かったのだと思う。1829を基準寸法にすると机の高さとして698mmが出てくる。1829mmを基準寸法とする数列は椅子の高さの432mmも出て来るので使いやすい値となっている。分析して今となれば、モジュロールは1829mmの身長の人用の設計値ではないと断定できる。使う人の身長に関係なく机の高さとして都合の良い数字になっていること、このことを知っておいてほしい。この6フィートからの数列は赤の数列とし、腰の高さの1130mmの2倍の高さからの数列を青の数列としている。この2倍の必然性が説明されていない。2倍すると手を挙げた高さだと言っているが、その手の高さの必要性は感じられない。手を挙げた高さが重要ならば、身長の低い人に都合が悪いはずである。僕は身長160cmの背が低い人間だが、この黄金分割の家で不都合はない。では2倍の意味は何かとなる。また、なぜ腰の高さの2倍なのか、そして赤の数列と青の数列は対等なのか、優先順位があるのか、一緒に使って構わないのかと心配になった。結局、このモジュロールの数列はよくわからないとして長い間忘れていた。

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