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黄金分割の家

黄金分割で形状と色彩を決めた家の記録
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書籍 黄金デザイン

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黄金分割の単位のこと、その詳細の成り立ちはこの書籍 黄金デザイン に説明した。
次郎吉商店の白石 亘 氏と約一年かけて作成した。
文字をできる限り減らし、文字を読まなくても図で理解できるようにした。
白石氏の客観的な的確なアドバイスと編集力でなんとかまとめることができた。
黄金分割の単位を世界で最初に記述したものである。メートル法を使わなくても、黄金分割の単位で示せることを示した。黄金分割の家はこの本を実際の住宅に応用した最初の家である。
いつかメートル法に変わるデザイナーのための単位が生まれた本として、歴史的価値が出るはずである。メートル法は製作のための単位であり、デザイナーは黄金値の単位で図面を書くべきである。黄金値をメートル変換して製作することが正しい道だと認識される日が来るはずである。調和のとれた、美しくて構造力学的にも優れたものは、必然的に黄金分割の形状になっているのだ。

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黄金値の中間値を決める。

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基準寸法に黄金数1.618をかけるか割るかで一次黄金値が生まれます。コルビジェのモジュロールの赤の数列です。
この一次黄金値のだけで設計することが理想です。
でもこれだけだと数字が少なくて実際の設計はできません。
一次黄金値の数字の間の中間値を理想的に決める必要があるのです。
中間値を1/2や等間隔で求めたのでは、黄金分割の調和がなくなってしまいます。
中間値も黄金分割で決めなくてはなりません。
黄金分割の独自の単位で表現して、コンパクトに示すには数字の1から9までを有効に使うことが良いと思いました。
それで、中間値として1から9までの黄金分割で作られた等間隔でない階段を設定しました。
一次黄金値の中間値として9個の二次黄金値を作りました。


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二次黄金値の中間値とし9個の三次黄金値を作りました。
同様に四次黄金値も五次黄金値も作れます。
黄金値の表示は見ただけでその意味が分からないといけません。
使い慣れてくると、黄金値の数字を見ただけで、意味が分かってくるのです。
黄金値の表示を2004年から使っていますが、不満はありません。
基準寸法を同じにしたことで、結果的にコルビジェのモジュロールを内在してより発展させた形になりました。ここまで細かく中間値を決めないと、CADで黄金値だけで寸法の表示ができないのです。中間値の理想形を求めたわけです。

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黄金分割の基準寸法をモジュロールと同じ6フィートにする。

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初めは黄金分割の基準寸法は構造の重要な寸法から決めるべきと考えていた。しかしそれではいろんな構造物がある街全体としての調和が取れないことになる。個々の構造物の寸法とは独立した基準寸法が必要だと思った。基準寸法として何ミリが最適なのか自分なりに考えた。コルビジェの身長から決めた1829mmには合理性があるようには思えなかった。身長は人によって大きく異なり、それを1829mmと勝手に決めて良いものだろうかと思った。2mモジュールをプレハブメーカが提唱していたように記憶していて、候補として使って見た。黄金分割の基準寸法は1500mmでも1800mmでも2000mmでもそんなに大きな違いがあるようには思えなかった。ただ、机の高さは70cmが多く、使いやすいことから、この値が一次黄金値にあるコルビジェの1829は都合が良い値だと思った。色々検討したが、身長やヘソの高さとの関係での意味は見出せなかった。コルビジェは他人に説明するにあたかも人体と関係するとして、身長を持ち出したに過ぎないのではないかと思っている。1829mmは6フィートである。コルビジェはアメリカに売り込むために、6フィートを基準寸法に決めたのだと思った。黄金分割で設計することについて、コルビジェとは全く違うところからスタートしていたつもりであったが、基準寸法については全く同じことを考えていたわけで、コルビジェに敬意を表して同じ数字にすることにした。もしここで僕が異なる基準寸法を採用したら、黄金分割で設計することで混乱や対立が起きてしまう。それは黄金分割の調和の理念に反することになる。僕はVectorWorksをCADとして使っており、6フィートは1828.8000mmで変換されていた。このことから基準寸法は1828.8とした。はじめ、基準寸法を0gdとしていた。基準寸法より大きいものは+で小さいものはーとした。この表示では解りにくいと次郎吉商店の白石 亘 氏からのアドバイスを受けて、16gdを6フィートに決めた。このことにより0gdは0.8mmとなり1mm以上は+となった。16と6は6が同じだから覚えやすいメリットもある。

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