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黄金分割の家

黄金分割で形状と色彩を決めた家の記録
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このブログについて   新しい記事はこの下に

1960年代の高校生の時に黄金分割で最適な色の組み合わせが説明できると直感で思った。黄金分割を知ったのは中学の図工の授業だった。パルテノン神殿を例にして先生が説明してくれた。最適な形状が数字で求まることが衝撃だった。当時はモンドリアンなどの絵が一般的に知られており、抽象絵画の素敵な絵は黄金分割で説明できると直感で思った。モダンジャズカルテットが演奏する音の時間と音程の配置はなんとなく抽象絵画を連想させ、黄金分割で作られていると感じていた。色の調和も黄金分割で数値で求まると思っていたが、当時の私は証明する知識も色を分析するツールもなかった。いまになってやっと形状と色について、黄金分割で説明することができるようになった。この家は独自の研究成果が生かし、コルビジェのモジュロールを発展させて形状を決めている。木造平屋の日本的な外観を持つ家だが、寸法はモジュロールでできている。色は独自に黄金分割で求めた数字から決めた。壁と天井、造作家具の色は全て塗装です。黄金分割の家に住んでみて、黄金分割はただものではないと実感した。その奥深さや、調和の原理の神秘は、住んで実感しないと本当の実力を知ることはできないと思った。このブログは黄金分割の家ができる過程をいろんな角度から書きたいと思っている。断熱のこと、ゼロエネのことも加えてゆきたい。PC版で次のページを見たい場合は右端に表示される黒い四角に白い記号(>)をクリックしてください。
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このマークです。表示画面の中央の右側に出ます。

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等幅でない石の舗装

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床のフローリングの理想として等幅ではなく、幅を変化すべきだと以前書いた。
古い写真を見ていた。等幅でない石の舗装に気がついて撮った写真があった。2005年のプロバンスの旅の時に理想と思っていた石の舗装を撮ったものだ。すっかり忘れていた。
等幅ではない石の舗装はなんとなく自然で素敵だと思った。
等幅、等間隔は軍隊の行進と同じだ。等幅や等間隔は統制の印に過ぎない。統制の美はない。統制は調和ではない。

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写真を撮った小さな広場です。有名なデザイナーや建築家が計画したとは思えないような場所です。等間隔が良くないと理解していた人がいたのです。美や調和について心の求めるものに忠実になって計画した素敵な人がいたのだと思いました。

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理想のスピーカー その2

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この紫のNakamichiのスピーカーのことを自分のメモとして書くことにする。

設計の要点を整理する。

1 一個のボックスに左右のスピーカーを入れる。
理由
場所を取らない。設置しやすい。

2 左右のスピーカーを対称に配置しない。
理由
左右対称は統率や支配の形であるから、調和を求める黄金分割のデザインでは避けなければならない。
箱の内部構造を考えると高さ方向に差をつけたほうが、ダクトへの音圧の逃げを考えると好ましい。
音の上下方向の広がりにも役に立つ。

3 折れ曲りダクトにより箱内部の音圧の放出と消音を図る。
理由
密閉箱はなんとなくコーン紙に背圧の圧迫感があるような感じがするので、考えないことにした。
バックロードフォーンやバフレフは前面の音と背面の位相が逆の音が全く干渉しないとは言えない。

折れ曲りにより高音の消音を図る。
ダクトを徐々に細くすることで、排出する音圧の抵抗を均一にして、全体としての抵抗を小さくする。
ダクトを長くすることで、低音まで消音する。

4 全ての寸法をできる限り黄金分割で決める。
理由
家が黄金分割の寸法なので、部屋や造作家具との調和が取れる。
ダクトの幅を黄金分割の比率で細くすることで、多分音圧の排出と消音がうまく行くのではとの期待。

5 コードを排出ダクトを使って出す。
理由
接続端子は接触抵抗の問題など好ましくないので、アンプからのコードを直接スピーカーに接続することが理想である。

6 ダクトの出口を2面にする。
理由
横置きと縦置きとで、コードと音の排出がが箱に邪魔されないため。

7 箱を軽くするため12mmの板を使用する。
理由
軽くしないと使いずらいため。
補強により薄くても箱の振動が小さいようにできるであろう。

8 910 mm x 1820 mm x 12 mmの板一枚で作れるようにする。

9 箱の外形を造作家具のカラーボックスと同じ寸法にする。
理由
テーブルの台に利用できるように。

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背面の板を取り付けいない状態です。
音を出してみると、これで十分な気がしてきます。JAZZのベースの音も十分に聞こえます。
この状態でパソコンからのサインカーブの波形とiPhoneのマイクと分析アプリとで音を分析した。

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アンプはデジタルアンプ LXA-OT3 定格12W 12W ラックスマンが設計した雑誌streoの付録です。熱が出ないので、紙のケースでも心配なく使えます。熱くならないのです。デジタルアンプは原理から考えると、アンプとして理想に思えます。


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波形を調べると低音が出ていないことがわかりました。
32HZのサインカーブで入力し、iPhoneのマイクで音を拾ったときの画像です。生波形は自動で縦のスケールが変わります。小さな音量の波形は拡大されるので、無音に近い状態の時は雑音の波形が表示されます。しっかりした音が出ている時は、雑音の波形表示が小さくなります。この32HZの入力による波形は、雑音が表示されているので、32HZの音がよく出ていないことが波形からわかります。背面の板をつけることでこの低音の波形がよくなります。そのことは後で触れます。
高音は耳の聴力を軽く超えて、測定範囲を超えて、音が出ていることが測定で来ました。


一般的なスピーカーはバフレフといって筒状のダクトから箱内部の音圧を逃す構造になっています。ダクトから箱内部の逆位相の音圧を遠くに放射させて、ユニット前面の波形と中和させないようにしているのではないか。そんな風に思えてきました。スピーカーの背面に十分に広い空間があれば、箱の内部の音を背面の広い空間に放射させて拡散させれば、反射で逆位相の音が戻ってきても、時間差と拡散による減衰とで干渉が無視できる状態になるのではないかと思ってきました。そのようなスピーカーもいつか作ってみたいものです。壁につけるのではなく、背面に大きな空間があることを前提にしたスピーカーです。

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背面の板を取り付ける直前の写真。
箱内部の平行面で固有振動音が出ないように卵の紙ケースを貼り付けました。
その効果は比較できないので不明ですが。

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背面の板をつけた後の音を測定したものです。
波形のサインカーブは綺麗な形ではありませんが、雑音の波形が小さくなっているので、32HZの音は出ていることがわかります。

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アンプをYAMAHAの140W+140Wに変更したときのものです。
生波形とFFTの波形から32HZの音がより綺麗に出ていることが確認できました。
重低音には出力の大きいアンプが必要なのかなと思いました。
32HZは音楽に必要か、そして耳に聞こえるのかは別問題として、単に物理特性として考えた場合の話です。
背面を付けた効果は、背面から音が出ないこと、低音がしっかりと出ることです。

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黄金デザインで設計した図面です。なんとなくスピーカー内部もバランスがいいと思ってしまいます。

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910 mm x 1820 mm x 12 mm板の切断線の図面です。ホームセンターで依頼しました。
端材は箱の補強に使ったので、板を有効に使いました。

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TV用にスピーカーを画面に向けて、反射で聞いています。
画面の人が声を出しているように感じます。
背面から音が出ていないので、このスピーカーから音が出ている感じがしません。
TVは長く聞くので、スピーカーの音が自然であることが重要で、ほぼ合格です。
今はイヤフォン端子から音の信号を取り出しています。音質としては問題があるのかもしれません。
TVのリモコンで音量が調節できるメリットがあります。
TV専用になって一ヶ月使っています。いろんな番組で今まで聞こえなかった低音が聞こえます。制作側の意図が伝わります。丁寧に作成してある番組は音も丁寧に作られていると思いました。デジタルの時代になってTVの録音された音は良くなっていると感じています。ダビングによる音の劣化がないわけですから。
薄型のTVになって本体からの音は低音の出ない薄い感じの音でした。
これで音楽番組や映画番組も楽しんでいます。
TV用のオーデオセットは仰々しくて、敬遠していました。
このスピーカーは邪魔にならないギリギリの大きさだと思っています。

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蔦の細道図屏風を分析する。

屏風蔦

蔦の細道図屏風は俵屋宗達の絵に烏丸光広が和歌を書いています。
右の細道が、左では上に広がって画面からはみ出ます。


展開

左の屏風は右の屏風の左だけでなく、右においても絵がつながる仕組みです。
絵の複製があれば無限に広がることになります。
道がいつの間にか空になっています。空が道になるとも言えます。
遊んでいますね。
僕はこんな遊びは大好きです。
宗達が独創的な既成概念にとらわれない自由人であったことが伺われます。

分析は左の屏風について行います。
左は右に比べ単調で、もっと工夫したの展開が欲しいと思いました。緊張がないのです。絵を壊しかねない冒険に満ちた何かが足りないと思いました。

縦と横の比率がわずかですが黄金値ではありません。
トリミングではなく絵の中央の何も描かれていない部分をわずかに取り除いて黄金値の縦横比にしました。

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右がオリジナル。左が中央を取り除いて高さを短くした絵です。
ほとんど同じに見えることと思います。

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高さの差の部分拡大です。


分析結果の黄金値を示します。

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縦11gdに対して横は12gd+7となります。この分析では縦を11gdにしていますが、10gdでも12gdでも構いません。分析結果は同じになります。ただ数字が一つ、小さくなるか、大きくなるか、だけです。
横が12gdならば縦を1.618倍したものとなります。1.618.....は無理数で小数点以下の値は無限に続き、これが黄金分割の基本の数字です。
横が13gdならば縦を1.618倍して、さらに1.618倍にしたものとなります。
11dg,12gd,13gdは一次黄金値です。優先順序が一番高い値です。
12gd+7は二次黄金値です。二次黄金値は、一次黄金値に、一次黄金値の小さな値を加えて作成しています。

12gd+5と12gd+6も同じ二次黄金値ですが、この+5と+6は二次黄金値の中では一番優先順序が高い値です。その次が+4と+7となります。12gd+7は悪くはないが、特別に優れた値ではありません。屏風の制約の中で、周囲の縁の幅を微妙に選んで、絵としての縦横のバランスはうまく取ったと思います。

下にある10gd+7に1.618すると11gd+7になります。10gd+7の隣に11gd+7があります。この二つが接するこの場所が横方向の優先順序一番の場所となります。
11gd+7を1.618すると12gd+7の横幅になります。
図の寸法表示から、10gd+7と11gd+7を加えると12gd+7になっていることがわかります。
横幅の12gd+7にとって11gd+7は最適な比率です。
11gd+7にとって10gd+7は最適な比率です。
つまり11gd+7にとって10gd+7も12gd+7も最適な比率です。
この三つの数字は大きさは違うのだけれど、どれも対等に最適な比率の仲間なのです。

黄金値の1.618倍のかけ算と黄金値の足し算が等しくなること、つまり、かけ算と足し算が等しくなることが黄金分割が作る構図の世界なのです。だから個々が対等で最適な比率の仲間なのです。最適な比率の仲間は互いが活かし合うので、調和が生まれるのです。調和とは互いが生かしあう、活かしあうことです。

出来るだけ一次黄金値で構図は決めるのが優先ですが、黄金デザインでは等間隔の繰り返しと1/2を避けるべきとしています。一次黄金値ばかりだと、時に同じ値の繰り返しになってしまいます。その場合は二次黄金値を入れて同じ値の繰り返しを避けた方が良いと考えます。
屏風はしまうときの利点から等間隔で折り曲げています。
黄金デザインとしては等間隔は避けたいので、折り曲げ案を作成してみました。絵の上の方にある赤い寸法が折り曲げ案です。いつか紙で縮小屏風を作ってみたいと思っています。

絵と書の詳細な構図を調べると、黄金値の空間と実体を曲線を生かして描いています。曲線は始点と終点が大切です。名作は始点と終点が黄金値になっていなければなりません。直感で勢いよく描いて黄金値になっていないといけないのです。分析するとほぼ黄金値になっています。

黄金分割の構図は絵の骨格であり基本だと思っています。構図だけで絵は成立しませんが、古今東西の名作は構図がピタリと黄金値になっているものです。美の妥協のない追求がその場所を画家に指示しているのだと思います。

黄金分割を知らなくても、直感で最適な場所にピタリと描いています。
俵屋宗達は天才で、この絵も名作だと思います。




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北斎の神奈川沖浪裏を分析する。

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北斎の神奈川沖浪裏を分析したいと思っていた。ただ浮世絵の縦と横の比率が黄金値でないことから、最適な分析ができなくて躊躇していた。

考え方を今回切り替えた。浮世絵の絵を分析するのではなく、写真だと思って、自分が黄金分割で(黄金デザインで)トリミングしてみたいと思った。黄金デザインの原則に忠実にトリミングすることが、写真を美しく見せ、一番自分の美的センスと一致する構図であるはずである。このことを確認したくなった。

トリミング後の縦と横の比率を1:1.618にした。浮世絵もこのサイズで作られていたらもっとバランスが良かったのにと思う。便利さだとか、今までの習慣だとか、そんなもので左右のサイズを決めて欲しくないと思う。美的に最適なサイズを追い求めるべきである。

神奈川沖浪裏は波が主役で富士は脇役だとの解説があるが、富嶽三十六景の一枚であるから富士がテーマである。富士の山頂の中央ではなく左の角を主役の位置に配置した。この位置は固定して、絵を拡大して、画面が埋まるようにした。波の頭は接するのではなく、少し切れるようにした。紙の上に波が大きく広がるイメージである。

三つの小舟は二つの小舟に見えてならなかった。下と左の小舟が、頭の中で一つの小舟に思えた。右の小舟の舟尻に四人の頭が見える。下の小舟でも同じ4人が描かれているので、てっきりここが舟尻かと思った。ここが舟尻だと舟の先端は左の小舟に思えてくる。よく分析すると別の船なのだが。  
左の舟はいらないかと考えてみた。舟をよく見ると内部を良く描いている。北斎は小舟の中を見せたいのだと思った。波が容易に舟の中に入る簡単な構造であることを示したかったのだ。
下の絵の4人を二人にすれば良いのではないかと思った。

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黄金デザインのガイドを基本としてトリミングを実施した。家でも、家具でも、絵でも全てこのガイドで設計したり分析することが可能である。名画は自然とこのガイドと一致した構図となっている。寸法は一次黄金値になっていることが理想である。ここでのトリミングとは構図が一次黄金値になるように、拡大と移動を行って、黄金デザインに忠実な最適な部分を取り出すことであった。

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ガイドを隠すと黄金値と補助線がわかりやすくなる。

富士山も左右対称には描かれていない。左のスロープは緩やかで、右のスロープは急になっている。黄金デザインでは左右対称を嫌う。左右対称とはピラミッド組織であり、支配の構図である。支配は調和ではない。北斎も自然と対称を避けていたのではないか。



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グレーの部分が原画をトリミングして隠した部分である。


黄金デザインではある部分が黄金分割であるのではなる、全体も部分も黄金分割の黄金値であることが大切である。それが全体と部分の調和が生まれる。 調和とは違いが相手を活かしあうことである。部分が全体を生かし、全体が部分を生かすことである。波が富士を引き立て、富士が波を引き立てている。その波は全体も部分も黄金デザインになっている。

トリミングと分析を行って北斎の技量のすごさを実感した。修正することなく、一気に描いた北斎は天才で、この絵は名画だと思う。

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僕としての理想のスピーカーを作る。

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数年前に中古のスピーカードライバを偶然見つけた。Nakamichiの車用のユニットです。ナカミチのロゴが美しいと思った。ユニットの性能を確認することなく、美しさと中古の安さだけで購入を決めた。ナカミチのスピーカーの評価は知らなかった。ただ、カセットテープデッキNakamichi700のデザインと性能の良さから、好意的なブランドイメージを持っていた。このユニットの美しさを生かして、スピーカーボックスを作りたいと思っていた。
箱のデザインが決まらなかった。理想の箱の音響デザインが決まらなかった。箱の内部の考え方が決まらなかった。このことは後で書こうと思う。

最終的に黄金分割の家で使っているカラーボックスの外形寸法と同じ大きさにし、一つの箱に左右のスピーカードライバーを設置した形にした。
作業台の天板の下に設置して使うためのデザインである。
銀色のコーンの美しさを生かすために、トイレなどの水回りで使用した紫色の塗料を塗った。
Jazzのベースの低音が綺麗に聞こえたらと思っていた。事前に音を確認することができなかったで一発勝負だったが、結果的に上手くできた。
黄金分割の形状で設計された箱はNakamichiのロゴに相応しい綺麗な外観のスピーカーができたと満足している。

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時代を超えたベストセラーの演奏は黄金分割の音階だった。

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このレコードKind of Blue はおよそ70年前の発表である。この演奏がモードJazzで音階だけ決めて全て即興だった。そのことをYouTubeで知った。

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https://www.youtube.com/watch?v=RDM0wvrevVI

この時使った音階がD drianだった。ドーリア民族の音階との。
D drianとはドレミのレから始まる音階である。

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レから始まる音階は黄金分割の音階と近似している。それがD drianであった。



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全世界で今も売れているレコードMILES DAVIS Kind of Blue は黄金分割の音階に近似した音階で演奏されていた。

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星空の野点 屋根のない茶室

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7月19日に星空の野点を開いた。
日中にはTVで殺人的暑さと警告していた。散水で温度を下げ、蚊取り線香でヤブ蚊の襲来を防止した。午後8時を過ぎると涼しい風も出てきて、快適だった。月も見え、オープンカーで屋根を全開にして走る感覚である。絨毯一枚の狭い平面は夜空に解放されて大きな空間となり、屋根のない茶室に変わった。
絨毯に入りきらない人は椅子で参加した。
客はただ単なる客ではなく、先生の応援団だった。
近所の気楽な集まりは暖かな心が充満していた。
参加する全員が心を込めること、それが一番だと思った。


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絨毯に座ると地面に近いところに目がゆく。黄金分割でデザインされた黒塀は何処と無くおしゃれに区切って塀の下の空間を見せる。立って見ているときには気がつかない低い緑の表情が綺麗だと思った。

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星空の野点の準備


7月19日の夜に南側の庭で野点を計画している。近所のお茶の先生と水彩画の教室の参加者と近所の人が参加する野点だ。庭を計画していた時には、椅子とテーブルとでコーヒーを楽しめるように考えていた。野点は全く考えていなかった。小さな黒塀が道路からの視線を遮り、隔離した空間になった。黒塀にはガーデンコンセントと僕が呼ぶ電源のコンセントがある。照明やポットに有効である。赤い絨毯はモロッコのマラケシュで購入したもの。持ち帰るのは少し大変だったが、デザインが好きだった。モロッコの砂丘のテントで泊まった時に、絨毯を砂の上に敷いて寝た。二日前の17日の夜に事前準備をして照明などの確認を行った。瓦を割って敷いた上に絨毯を敷くと、そこが屋根のない部屋になった。お点前用の台は部屋で使っているテーブルの天板だ。寸法はモジュロールと互換性のある黄金値となっている。立て横に並べると、なんとなくバランスが取れている。低い位置だけの照明では明るさが不足していた。高い位置からの照明が必要だった。

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雑草を含む緑と赤い絨毯のコントラストが美しいと思った。絨毯の模様は伝統的な柄ではなく現代的だ。赤い絨毯はお客様の部屋として先生の空間と分かれている。

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穴の空いた鉄製の照明は父の遺産だった。モロッコで同様のデザインの照明が売っていたように記憶している。照明と絨毯でモロッコを思い出していた。絨毯で寝ると地面の熱気と星空が見えた。モロッコの砂丘で絨毯で寝て見た夜空を思い出した。午後8時を過ぎると、空気が少しひんやりしてきた。今年の梅雨は新潟でも短かく、真夏の暑さが続いている。

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道路から見た様子。黒塀で中の人は見えないが、明かりが漏れて緑が綺麗だった。明暗の差が大きいので写真では再現が難しい。

この星空の野点のヒントは川島天睛さんと、一二三会久保比登美さんのおもてなしの心からいただきました。茶室がなくても楽しいお茶の空間はアイデアで作れるはずだと。始まりはお弟子さんの駐車場として空いている黄金分割の家の駐車スペースを使うことからでした。遠慮なく駐車してもらおうと野点をお弟子さんにお願いしたのです。結果的に先生が行うことになったのですが、先生はとても喜んで賛同していただきました。実は先生がお茶の先生だと知らない住民も多かったのです。先生の地域デビューとなると思っています。この野点で地域の人がここに住んで良かったと感じることが一番だと思っています。

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左右対称は支配の構図

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左右対称は幼い時から嫌いだった。観音開きはその空間が暗く冷たいと感じていた。ただ単に開く扉だけでなく、部屋さえも嫌いだった。
TVの美の巨人を見ていて、左右対称についてのコメントがあった。戦前の小学校は左右対称で、中央に立派な玄関があった。権威の象徴だった。同感である。現代でも平気で左右対称の建物が乱立している。左右対称はピラミッド支配の構図である。ピラミッド組織は頂点の一人以外は全てが本当の自由を持てない組織である。つまり頂点の一人以外は奴隷である。ナチス、ソビエト、北朝鮮、中華人民共和国… が代表格だが、現代日本も沢山ある。そろそろ気がついて欲しい。シンメトリーの美なんて言葉はやめてもらいたい。

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お気に入りの場所

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近所のヒマラヤ猫はこの庭が好きだ。自分の領分だと思っている。夏の朝はこの黒塀の陰がお気に入りだ。緑に囲まれ、爽やかな風が流れ、このひと時はなんの不安もなく、幸せそうにしている。

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黄金分割もどき

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朝ドラのシーンです。一見すると楽しいガラスの配置に見えます。よくみると変です。なんとなく、デザインの完成度が低いのです。ガラスの配置に1/2や同じサイズの繰り返しがいたるところにあります。黄金分割で配置したものではなく、黄金分割もどきで配置したものです。調和の原理で避けなければいけないことは1/2と同じサイズの繰り返しです。

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瓦の破片を緑に囲まれて敷く

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取り壊した明治の瓦は自動化されていないから、瓦の色がそれぞれ微妙に異なり味があると思った。屋根にある時は近くで見れないのでわからなかった。綺麗に揃った瓦を並べても美しくなかった。あえて破片に砕いて庭に敷いた。偶然で生まれる形が面白かった。瓦の隙間に雑草が直ぐに生えて来た。雑草も色々なものがあり楽しいと思っている。

TVを見ていたら同じような趣向の庭があった。イタリアの高級ホテルである。
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はじめ四角形のタイルより良いと思った。形も大きさも色々あるのが良いと思った。ただ直ぐにつまらなく感じた。深みがないのである。分析すると、気がつかないように同じ形と組み合わせが繰り返している。そのこと自体は気がつかないことで悪いとは思えない。悪いのは形が不自然なことである。いかにも人工的なのだ。隙間の緑も揃っていて、人工的である。高級ホテルだから、雑草は全く入っていない完全な芝である。僕はこのような人工的な庭は美しいとは思わない。調和がある美しさではない。

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芸術はすべて心である。 不染鉄

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正しい美しい心が
からだに一パイになると
あふれてこぼれるようになると
いい美しい画になります。


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芸術はすべて心である。
芸術修業とは
心をみがく事である。

NHK日曜美術館から

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心をこめる

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この画像は、近くの幼稚園に書いてあったものを数年前に撮影した。
仕事だと、自然と大きな案件を担当して、大きな仕事をしたいと思うものである。僕もそうだった。この紙に書いてあることはショックだった。仕事の大きさより、もっと大切なこと。それは心をこめること。その通りだと思う。以来、どんな仕事でも心をこめることを大切にしてきた。この紙の主旨は仕事だけではなく、全てのことなのであるが。


この黄金分割の家は自分の理想を具体化したかった。一つ一つを計画段階で時間をかけた。金額が決まり工事が始まると、変更は迷惑をかけることで、追加の費用が発生する。おそらく普通の家の計画の3倍以上は費やした。それは自分がどう住むのか? どのような家が理想の家なのか? 妻にとっての理想の家とは何か? 簡単には答えの出ない禅問答のようなものであった。長い時間と、多くの見学と、雑誌やネットで出来るだけ多くの画像を見ながら、時間を費やすことで答えが自然と浮かぶまで待った。暫定的に決めたことでも、あえて変更してみた。変更して戻すこともあった。この家の計画では、心を込めたつもりである。そのことでの後悔はない。

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前川國男はコルビジェの本質を理解してなかった。



上野の文化会館の天井は照明がランダムに配置され気持ち良い。おそらくモジュロールに従って配置されていることだろう。コルビジェと弟子の前川國男らによって設計された。コルビジェ建築の良さは黄金分割を適用したモジュロールにある。等間隔をさけ、対称をさけ、1/2を避けて、黄金分割で寸法を決める。その設計の良さは天井の照明配置を見ただけで感じてしまう。








1月に新潟市美術館に行った。前川國男の設計だった。文化会館より新しい建物だ。天井を見てがっかりした。この照明は、等間隔の繰り返し、整列、ではないか。調和ではなく支配の配列だ。

コルビジェの手伝いをして何を学んだのか?この天井の照明をコルビジェが見たら、怒りだすに違いない。
前川國男はモジュロールの意義を全く理解していなかったのだ。つまり黄金分割の意味を理解していなかったのだ。
側に居ながら。

モジュロールは音楽の五線譜のようなものだ、日本人のセンスでコルビジェのデザインより素敵なものはいくらでも作れる。日本人なら黄金分割の本質を理解できるはずである。
前川國男は本質を理解していないから、平気でこんな照明の配置をしてしまうのだ。彼が帰国後に建築した自宅も左右対称だった記憶がある。

天国でコルビジェに怒られても怒られる理由が解らないのではないかと思う。

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等間隔でないフローリングの例

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前の記事で等間隔のフローリングは良くないと書いた。
HOUSE & GARDENの2017年の8月号を漠然と見ていたら、目地が等間隔になるのを避け、板幅を色々変えたフローリングの写真があった。手間がかかっても、室内の雰囲気を考えたら、板幅はこのように変えるべきである。対称を避け、等間隔を避け、同じものの繰り返しを避け、1/2を避ける。調和の第一歩はここから始まる。板幅を黄金値にすれば、簡単にうまく行く。 

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COMICO ART MUSEUM YUFUIN - 隈研吾建築都市設計事務所

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僕は等間隔は調和ではないと思っている。等間隔は統制であり、支配だ。調和ではない。等間隔が美しいと思う人は、軍隊の整列や行進が綺麗に揃っている事が美しいと思う人だ。

家庭画報で外壁が等間隔でない建物を見つけた。
焼杉で黒く、等間隔でない。理想の外壁である。
調べたら
COMICO ART MUSEUM YUFUIN - 隈研吾建築都市設計事務所
kkaa.co.jp/works/architecture/comico-art-museum-yufuin/
である。
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板としての外壁の写真があった。一見では等間隔でないので嬉しかった。
しかし、よく見ると何か不自然だ。調和の感じではない。
分析をした。
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板の幅を大中小でC,B,Aとして並びを表示した。
左右対称の繰り返しであった。せっかく等間隔の繰り返しをやめるなら、部分的な繰り返しや左右対称も避けるべきだ。この程度の調和の原則は、黄金分割の家を担当した大工さんたち全てが指摘していた事だ。黄金分割の家の前の黒塀で一箇所の柱が等間隔だった。そこが美しくないと、大工さんが自発的に、柱を購入しにホームセンターに車を走らせてくれた。

隈研吾よ、もっと美的センスを磨きたまえ。等間隔の繰り返しでは街の大工さんに笑われるぞ。

他の写真を見ると等間隔の繰り返しだ。
がっかりである。
椅子の色まで繰り返しだ。繰り返しを避ける配置や中間の色の椅子を設ければ良かったと思う。

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無垢のフローリングなら等間隔は避けて欲しいです。
黄金分割の家では金額の問題でできませんでしたが。

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5月になり庭が華やかになり出した。

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冬でも緑や花が残っていた庭は記録的な大雪に一月以上埋れてしまった。5月になり、雪があったことを忘れてしまうように花々が元気に花を付け始めた。
花は逆光から写真を撮るのが好きだ。ブロックの塀を黒く塗った効果が写真を撮りやすくしている。

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低い黒塀も道路と駐車場を隠してくれる。


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手前の庭を見るために低い位置に設置した窓である。間柱を考えて横の長さを短く計画してしまった。もう少し長くすべきだった。

構造の観点からできないと言われる人がいる。どんな要求でも応じるのが構造設計者の役割で、木造は自由度が高いから、どんな要求にも答えられるはずである。ただ、無理をすれば、コストと耐久性で劣ったものになる。
家を黄金分割で計画すると、構造的にも優れたものになる。いつかこのことが常識になるまで、言い続けるつもりだ。

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緑の部屋から庭を見る。

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4月になり、庭の花が咲き始めた。
低い窓は庭を見るために配置した。
去年はチューリップが咲く時期に新潟にいられなかった。どんな風に見れるのか知りたかった。
横にもう少し長い窓が欲しかったが、間柱の配置を考えると分割が必要だと思った。間柱の一部を細いステンレス角パイプにするなどして、窓ガラスの内側に配置し、横に長い窓にしたら良かったと思った。

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